「屠殺場の聖ヨハンナ」 アンケートの全て

迫力のあるお芝居でした。たくさんのことを考えさせられました。ヨハンナから託された手紙を自分なりに受け止めていきたいと思っています。家に病人をおいてきたので早く帰ろうと思っていたのですが、気がついたら3時間たっていました。3時間休みなく舞台に立たれ大変でしたでしょう。すばらしいお芝居をありがとうございました。(70代女性)

よく練習され、見ごたえがありました。(男性)

むつかしい劇ですがよくできていたと思います。(70代女性)

大変面白い芝居でした。2時間50分が短く感じられた。(60代男性)

安易に正解を欲しがると─── めんどうでも問い続けること。(40代女性)

色んな事を考えさせられて、自分を見つめる良いチャンスになりました。頭の中でセリフが交叉し、疲れました。(60代女性)

内容が難しめで、分からない部分もありましたが、(とくに株とかの部分)人間の心の強さと弱さなど、心に響くものがありました。やり切れない部分もありましたが、最後まで真剣に見れた劇でした。すごい大作。おつかれさまでした。次回も期待しています。(20代女性)

大変重い、むつかしい芝居でした。重い、重い。(60代女性)

とても難しいテーマをテンポ良く進行されていて、分かりやすかった。役者の皆さまが、セリフをしっかり覚えられていることには、大変心を動かされた。ありがとうございました。(50代女性)

むつかしいテーマですね。市場、日本の政治も、これに振り回されています。その中で生きるのか、外で生きるのかしか選択はないのでしょうか。(50代男性)

真理さんおつかれ様です。頭が痛い話ですね~。考えさせられました。マリさんらしい正義感でてましたよ!(30代女性)

この戯曲の感想をありったけのイメージを駆使してオリジナルの詩で表現したいと思います。
「爛れた果実」 “救いの少女よ 鐘を鳴らせ 絶え間なく 上には上の 下には下の 隔たりの壁が せめぎ合って 世はいつも ただれた果物のように 競争原理という名に倣って むさぼり 貧しい民衆に攻撃の鐘が轟くばかり 無表情な民衆に  うるおいの水を与えたい 少女の願い それに同調しない者たちに  怒りの果汁がほとばしる 海辺に群がる無数の波の音に耳を傾けよう そこには きっと 懸命に響く 希望のかけらがあることを信じて”有難うございました。(30代男性)

3時間の長丁場、お疲れ様でした。あまりの迫力に圧倒され、これはすぐに感想を言葉で表すのは無理だと諦め、後日郵送でお届けしようと判断しました。難しいお話でした。どろさんのお芝居は情報量がとても多く、「ん? 今のはどういうことだろう?」「あの仮面にはどういった意味が?」と考えながら物語を追うのが精一杯になり、気づかぬうちに舞台上の出来事を前屈みの姿勢で見つめながら、思考停止状態でただ座っているような自分を感じます。時間が経ってからこの感想を書いていますが、今後ふとした折に劇中の一つのシーンや台詞を思い出して、ああだこうだと考察を馳せることがあるでしょうね。ブレヒトのような古典(と呼んで正しいのでしょうか、不勉強ゆえ)劇を見る機会はほとんどないのですが、本当に奥が深いものですね。私は英雄の物語が好きです。古今東西の歴史が好きです。時代の荒波を象徴するような人物の偉業や言葉と言われるものによく惹かれます。その一方で、私の憧れを強く誘う歴史というものに、内心うさんくささを感じることがあります。ジャンヌ=ダルクがそうであるように。賛美歌にかき消されるヨハンナの声を聴いた時、そういうことなんだろうな、と気づかされました。あったかもしれない真実への幻滅であり、氷解の体験でした。

ps.「星の時間」から立見さんのファンです。立見さんのヨハンナも見てみたかったです。(20代女性)

私には少し難しかった。(85才)。相場に左右される経営でも、労働者たちの自浄(助)努力(コストダウン)があるのではないか、精神面だけでなく、その点の描写があったら、もう少し明るい劇では? 事業は関連会社、労働者など社会の一員としての働きが必要ですね。現在でも、金儲け本位の経営者がいて、事業閉鎖で、若者が失業する人が多数いる由、困りますね。いま検討中の増税対策(案)も、その一つでしょうか?そんなことを感じました。(80代男性)

◆3時間に及ぶ大作で劇団員の皆さんの熱演に感心しました。資本家、しいたげられた労働者、宗教家がそれぞれの立場で正しいと思う行動を取るのだが、米国の物語のサクセスストーリーでもなければ、ハッピーエンドで終わるシナリオでも無く、一体何が正しい事なのかを考えさせられるお芝居でした。(50代男性)

すごい劇だと呼びかけられ、疲れていて迷ったが、思いきり来てみてよかったです。

純粋で世間知らずなだけのヨハンナが、大人たちと労働者と出会い利用されていく、世の中の理不尽さに一人で苦しむ姿は、見ていてつらいものです。まわりすべてが敵、信じていた救世軍の人たちでさえ、ヨハンナの最期をむかえるシーンでは、彼女の死を苦しみを、あざわらうかのよう。純粋さとずるさのコントラストが最後の場面で爆発したように思われます。今の世の中もよかれと思ってやったことが、「ああ、そういうふうに思われちゃんだ」と、うまくいかないことばかりだったなとあらためて認識させられました。

いろいろ考えさせられるところが多かったので、二時間五十分は決して長くなかったです。ありがとうございます。今後もすばらしい舞台を観にきたいですので、がんばってください。 追記:27日午後の公演は、ヨハンナの立場にはいりこんで観てたので、上記のような感想になっています。281330~の公演は、別の誰かの(別の角度から)ヨハンナを観ることにします。(50代女性)

◆かごめちゃん かわいい! キュート! きれい!(40代女性)

◆久しぶりに観た、どろ作品。たいへんな熱演、力演でした。出演者、裏方さん、合田さんおつかれさま!!(男性)

◆2時間50分…はじめに聞いた上演時間に後ずさりする思いでしたが、なぜか途中でウトウトしながらも(昨夜寝たのが3時ゆえ)アッという間に終わりました。演出…おもしろい。北さんのひげが光っていてヘン。悪心山室さんは、ぴったりはまり役(朗読劇とはちがいせきコンコンも出ず…)それにしても、ヨハンナむなしい。ホザナがむなしい。こんな感想でごめんなさい。皆様すばらしかったです。(60代女性)

◆みなさんの演技力に感激しました。(40代男性)

◆設定(時代背景)が自分には難しかったのですが、役者の方の演じる力に圧倒されました。すばらしかったです。

◆とても良い舞台で感動致しました。それと今の時になんとタイミングがよい作品かと思いました。場面場面で苦笑することもあり…せりふの内容がもう少しわかるよう…発声は明確ですがと友人の言葉。宗教が入るとキリスト教、ヨーロッパやアメリカが舞台だと仕方ないですし、それが大きな礎でなりたっているのでしょうが、ただ、最後、ホザナ…とは。(60代女性)

迷いを尽きつめない。生きる術。すごい。ありがとうございました。(40代女性)

お疲れさまでした。迫力ありました。(60代男性)

◆労資双方のやりとりがよく分かりおもしろかった。皆さんの稽古がよくできていて、はくりょくを感じた。とてもよかったです。(男性)

◆変えることは難しい事なのでしょうか。考えさせられる内容でした。脚本を読んでみたいです。(30代女性)

◆作品のもつイメージを、個々人の演じ方、演出の仕方など、様々な点で存分に観客に訴えかけるとても良い演劇でした。また見に来たいです。どうもありがとうございました。(20代男性)

◆最後のヨハンナが中央で倒れていて、みんなが手をたたいて歌うシーンのギャップが一番印象的でした。

◆やはり少々長かった。しかし、この時間でないと描けない。その辺がむずかしいのでしょう。よかったです。予想以上のもの、歌、新聞売の少年(少女)、モーラー役の声(江守徹のようでした)(60代男性)

◆初めはわかりにくかったですが、途中からおもしろかったです。人間のみにくさが、悩みが、よく表現されていました。主人公の女性とても熱演ですばらしかったです。28日夜。(女性)

◆大きすぎる、資本と労働の関係。宗教と資本主義、等々。自分の生活に置き換える世界がないので理解が難しい。分からなかった。最後のヨハンナの叫びは理解出来た。労働者は弱いのだ。Nさんは何を言ってるのか?サッパリ分からない。!!ちゃんとしゃべらないと─。!大きい仕事に挑戦した皆には敬意。(男性)

◆裕福層と貧困層の溝は言葉で表せないほど大きく、お互いに何をやっているのかとても理解できないのかとつくづく思った。お互いに誰もがこうまで不信感を抱くとは……。お金はこんなにまで人を狂わすのか?(50代男性)

◆良かった。このくらい長いのは途中休憩の脚本をして欲しいと思います。(男性)